
はじめに
「やる気が出ない」「集中できない」「すぐスマホ見ちゃう」
そんな悩みを、俺はこれまで何十人、いや何百人と聞いてきた。
そしてその度に伝えるのがこの言葉だ。
根性でなんとかしようとするな。環境を整えろ。
人は意志の力で動いてるように見えて、
実は“空間”の影響をモロに受けている。
この話は、根性論じゃなく、現実的に“やる気”を生み出す方法だ。
「やる気が出ない」の正体
まず知っておいてほしいのは、
やる気ってのは「自分の中から勝手に湧いてくるものじゃない」ってこと。
・部屋がごちゃついている
・机の上にやらないといけないプリントが山積み
・PCの横にお菓子の袋や使いかけのコップがある
これだけで、脳は常に“情報のノイズ”を受け取ってる。
結果、集中が散り、疲れやすくなる。
つまり、「やる気が出ない」の正体は“環境による消耗”だ。
意志より先に、空間を整える
「やる気を出すぞ!」と気合を入れても、
部屋が汚ければ、その気合は簡単に打ち砕かれる。
だからまず、“空間”を変える。
ポイントは、**「やる気が出たら片付けよう」じゃなく、「片付けたらやる気が出る」**という逆転の発想だ。
✅ まず机の上を“空”にしろ
机の上は、集中力のコックピット。
・いま使わないものは引き出しへ
・紙類はまとめてファイルに
・コップ・皿は一度全部下げる
机の上に“余白”ができるだけで、
心の中にも余裕が生まれる。
✅ 3分で床を“掃く”だけでもOK
床にゴミがある空間では、集中できない。
たとえ見えていなくても、視覚的ノイズとして脳に負荷をかけている。
・クイックルワイパーでざっと拭く
・目に入るホコリだけ拾う
たった3分でも、空間が整えば脳が「整った」と認識する。
所長の経験談:「意志じゃなく、導線で動く」
俺も昔は、よく「やる気が出ない自分」にイラついてた。
でも気づいたんだ。
やる気が出ないんじゃなくて、「やる気が出る環境がなかった」だけだった。
だから、思い切って“行動の導線”を変えた。
・机の上にはパソコンとノートだけ置く
・座ったらすぐペンを持てるように配置する
・スマホは別室か、タイマーで強制ロック
これだけで、集中できる時間が2倍に伸びた。
人間は“目に入るもので行動を決める”。
だったら、目に入る景色を変えたほうが早い。
「空間が整ってる=自分を応援する仕組み」
整った部屋ってのは、
お前をジャッジする空間じゃない。
“味方になってくれる空間”だ。
たとえば:
・朝起きて、モノがない机に向かえる
・リビングにスマホ充電器がなくて手が伸びない
・ペンとメモ帳がすぐ使える場所にある
これらはすべて「行動を後押しする空間設計」だ。
だから、
「自分に甘いからダメなんだ」と責める前に、
「部屋は俺の味方になってるか?」って問い直してみてくれ。
具体的アクション5選(明日からできる)
① “5分片付けタイマー”を使う
時間を区切って、1日1箇所だけ整える。
短くていい。まずは「続けること」重視。
② “使う場所にしまう”を意識する
よく使うものは近くに。使わないものは遠くに。
行動と収納を一致させると、散らかりにくくなる。
③ “充電スペースを遠ざける”
スマホは視界から外すだけで依存度が下がる。
あえて別室で充電するのも手。
④ “空間に役割を与える”
「この机は仕事専用」「この椅子は休む用」
そうするだけで、自然と集中とリラックスが切り替えられる。
⑤ “整った場所だけ使う”ルール
「散らかったところには座らない」など、自分ルールを作る。
すると勝手に“整った空間に戻る”クセがつく。
まとめ:空間力が、行動を変える
やる気が出ないのは、お前の根性のせいじゃない。
部屋が、お前の行動を邪魔してるだけだ。
だからまずは、環境を整えろ。
机の上を片付けて、スマホを遠ざけて、
自分が動きやすいように“空間を味方にする”。
やる気は、意志からじゃなく、環境からつくるものだ。
空間が整えば、自然とお前は“動き出せる人間”になる。
それが、所長ザウルスの信じる「整える力」だ。
動けない自分を責めずに、空間と手を組んでいこうぜ。
コメント